作品概要
発表年月日 1991年12月
OS NEC-DOS 3.3C
プログラム言語 Turbo C++
Sound Driver Music Lalf
Graphic Loader Actor98
収録曲 多数

[内容]

キャラクターデザインに北原亜希氏の協力を得て製作された、印度人初の98オリジナルのアドベンチャーゲーム。 長年 BASIC に慣れ親しんできた INDOJIN がC言語でプログラミングした最初の作品でもある。

[グラフィック]

640×400 16/4096 色のハードとなって大きく表現力がアップした。データ製作は X68k/SX-Window 環境でツールは Easy Paint を使用。

北原氏は女の子のデザインを担当した。ヒロインを除いて裸の状態で下絵を描いてもらったのだが、劇中でキャラが脱ぐのとキテレツなコスチュームが多いことから きゅーりが後から着せるという手順をふんだ。きゅーりは受け取った下絵をスキャン・ゴミ取り・色塗りをした過程で「何も足さない・引かない」を心がけてデータ作成したが、北原ファンからは「似てない(北原っぽくない)」と評判はイマイチだった。これは「スキャンしたらゴミ取りするから」と下絵を鉛筆描きで提供してもらったのだが、ペン入れされた原稿を用いた他作品とはタッチが微妙に変わってしまった事に起因するものと思われる。

[サウンド]

Music Lalf を得て自宅でサウンドコンポーズ出来るようになった初の作品。いちいち INDOJIN 宅に出向いてデータを打ち込んでいた PC-8801 時代とは比較にならない生産性の向上により、ようやく本領を発揮したと言える岩石サウンド群は必聴である。

【 知佳ちゃんのワンダバダバランド:タイトル テーマ 】

水道橋博士
知佳
水道橋博士
知佳
水道橋博士


知佳
水道橋博士
知佳
水道橋博士
知佳


水道橋博士
知佳
道橋博士
知佳
水道橋博士
知佳
水道橋博士

知佳
「はっはっは!遂に完成したぞ。今世紀最大の発明が!」
「いつもそんなことばかり言ってるけど...おじいちゃん、いったいそれは何?」
「うむ、これか? これはトイレに置いておくと脱臭効果があるという・・・」
「冗談はいいから!」
「まったく余裕のないやつだな。いいか、これは異次元空間とこの世界を
融合させる画期的な機械なのだ。簡単に言うと異次元旅行機だな。
ふっふっふっ、これでDr.中松に勝てる!」
「ふーん、すごいんだ。それじゃそういうことで...」
「これ、どこへ行く!」
「どうせ試運転に立ち会え、なんて言うんでしょ」
「当然じゃ」
「冗談じゃない!おじいちゃんの実験に立ち会うと、ロクなことがないんだもの。
この間だって人間が透明になる機械だなんて言って、実際動かしてみたら、
あたしがすっ裸になっちゃったことだってあったじゃない!」
「うむ、あの時はお前もあっちこっち立派になったのうと感心したぞ」
「うるへー!とにかく、あたしは嫌ですからね」
「わしの実験を手伝うという条件で、お前に小遣いをやっているのを忘れたか?」
「ウグッ...」
「来週は友達と旅行じゃなかったかね? 一銭でもお金が欲しいところだのう」
「おじいさま。さっそく試運転を始めましょうか?」
「うむ、そうするか。スイッチ・オン!」
ガタガタ...ピシッ!メリメリ...
「うーん、なんか嫌な予感がする...」

知佳
水道橋博士

知佳
水道橋博士

知佳
水道橋博士
知佳
ウイーン、ウイーン
「きゃっ!急に部屋が回りだした!」
「やった!実験は成功だ!」
ウイーン、ウイーン
「なんか目が回って、気が遠くなりそう」
「やった!実験は成功だ!」
ウイーン...プスプスプス、ドッカーン!!
「きゃあ!機械が爆発した!!」
「やった!実験は成功だ!」
「嘘をつけ!!」
知佳
水道橋博士
知佳
 
「きゃあーっっ!」
「うわぁぁぁぁ、実験は成功だぁぁぁぁ」
「おのれ!まだ言うかぁぁぁぁ...きゃあぁぁぁぁ...」
グルグルグル...


おもな登場人物たち

ライス(国務長官ではない)

見てのとおり、頭上にご飯を乗せた女の子。実は呪いをかけられており、呪いが解ければ見た目は割とマトモなキャラ。しかし異性に関する嗜好は常人の理解を超えている。密かにマ○ス△を慕い恋焦がれる乙女?でもある。

元ネタはCMなので、今の若い人達には何が面白いのか理解出来ないで
あろう。
バニー

バニーガールと大根といえば
アレしかありえない。

パワードスーツに追いかけ回された暗い過去を持つ・・・かどうかは不明。

収穫した大根を近年絶不調なNASAへ大量納入し大儲けしていると囁かれている。
チャビン

北原ファンが見たら卒倒しそうなキテレツキャラ。

しかし見た目がキテレツなだけで、言動は最もマトモな部類に属する。
水呂黄門の御一行

もはや説明の必要もあるまい。
専用BGMは必聴!! 一度聴いてしまったら後々思い出し笑いをしてしまい、変な人呼ばわりされる事必定。

例によってギャグがCMネタである。当時のボラギノールCMを知らないと理解不能であろう。
マッスル(日本)

今だから言える。実は首から下は某マンガからのパクリである。
さて、元ネタマンガは何でしょう?

因みに描いた(パクった)本人であるきゅーリはすっかり忘れて思い出せないそーだ。
何でも屋のオッサン

Music LALF のソースでは "Magic" となっている、魔道士風キャラ。しかし、背後の素人臭い看板と相まってコミケで売り子しているコスプレヲタクにしか見えない。
何でも屋を自称しておきながら、取り扱い品目が3点しか無い寒い品揃え。

後の作品、バウンティーハンター・アケミにも登場。